「私はあなたの娘になりたかった」

2008年11月16日に移転前のサイトで更新したものです。

ソーマたんやっぱりかわいいな
マリー・パーファシーという名前よりも、ソーマ・スミルノフがよかった
いやううんでもな、アレルヤとマリーがくっついたのはいいことだと俺は思う。

 

 

　娘にしようと思ったのは、はたして何時からだっただろう。
　初めて会ったときはこの小さい子供が本当にモビルスーツに乗れるのかと思ったものだった。（彼女はまだ乙女だと何度もつぶやいていたせいで、まわりの部下から「父親だ、間違いなく父親だ」と言われ、養子にしたのはいつなのかと聞かれたことさえあった。)

　初めて出会った時あの子は疑うことを知らないある意味無垢な目で、見つめ返してきたというのに。こうなることと分かっていたとはいえ、世界の色を少しづつ知るたびに、彼女が戦いの意味を知り自分の出生の理由を自身に問うことが切なかった。
　私がそういうつもりで一緒にいたのではないと言ったら、彼女はきっとわかってくれるのだろう。
　
「『私はあなたの娘になりたかった』、か」

　だから彼女が武人でなくなったのも、この人と決めた人間に彼女がついていったことも本望なのだ。ただ少し寂しいだけで。
　願わくば彼女が幸せであれと願うばかりだ。これからの未来、ソレスタルビーイングのパイロットと運命を共にしようとする限り、彼女の将来は波乱に満ちている。
　過去を振り返らず、どうか先を見て生きていてほしいと思う。私のことは心配いらないと言えればよかったかもしれない。（彼女は私と実の息子との関係を心配していたようだから。）幸せでいてくれれば私はそれで十分なのだと伝えていれば。
　もう二度と会うことはないだろう。けれどもいつでも祈っている。

（――――あの子たちに平和な未来を、と）

 

 

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セルゲイパパさんこっそり気に入ってます。
セルゲイパパはソレスタルビーイングもそんなに嫌いじゃないだろうと。
むしろソレスタルビーイングができてしまったことも、そこにいる人たちのことも分かろうとしてくれるような人じゃないかと思います。認めるか否かは別として。
とにかく懐ひろ～い人だよな、きっと。